インプラント

インプラントとは

インプラントとは

天然歯と変わらない外観、感覚をもつ人工歯(根)のことです。

治療法としては、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、それを土台に人工の歯を装着します。材質は生体に極めてよくなじむチタンが使用されています。入れ歯では噛むことが難しかった物がよく噛めるようになります。

当クリニックのインプラント治療は10年保証の認定を受けています。

当院で使用しているインプラント

【Xive】デンツプライフリアデント 20年以上に渡り集められた70万以上の限りない臨床データの蓄積により生み出されたインプラントシステムで、インプラントに対する深い理解と知識を有した、確かなクオリティを持つクリニックにのみ取扱いを許されています。 詳しくはこちら(公式HPへ)

【SPI】アスパックコーポレーション スイスのトーメンメディカル社が製造する、25年以上の臨床経験があるインプラントシステムです。「インプラントの長期的な維持と安定性」を考えて設計されています。 詳しくはこちら

インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリットとデメリット
メリット

■噛み合わせの安定を長期間保つことができる。
■失った歯の数が多い場合にも咀嚼能力を回復できる。
■健康な歯を犠牲にする必要がない。
■見た目・機能性が自分の歯とほぼ同じ。
■適切にケアすれば十分長持ちする。

デメリット

■保険適用外の治療である。
■顎に埋入するため手術が必要。
■治療期間が長くかかる。

従来の治療法との比較

入れ歯

入れ歯
メリット

■健康な歯を大きく削られなくて済む。
■短期間であれば、咀嚼機能をある程度回復できる。
■病気がちの方でもケアしやすい。

デメリット

■入れ歯を支える骨や歯の喪失を招きやすい。
■長期間の使用によりあごの骨が次第に失われる。
■数年ごとに作りかえ、または調整を必要とする。
■安定した噛み合わせを長期間維持できない。
■装着による違和感を生じやすい。
■自然な外観を損ねることが避けられない。
■発音が思うようにできない場合がある。
■あごの骨の状態によっては安定が得られにくい。

ブリッジ

ブリッジ
メリット

■自然の歯と同じような外観を回復することができる。
■自分の歯と同じように咀嚼できる。
■噛み合わせを回復することができる。

デメリット

■両側にしっかりとした歯がないとできない。
■失った歯の数が多いと治療できない。
■土台となる健康な歯を削らなければならない。
■複雑になるので清掃性が悪くケアしにくい。
■歯周病になりやすい。
■新たに歯を喪失する危険性が増す。

当院のインプラント治療が選ばれる理由

徹底したインプラント治療説明

徹底したインプラント治療説明

インプラント治療は外科手術をともなう治療であるため、手術の内容から費用にいたるまで、患者様は多くの不安をお持ちです。そのような不安を解消していただき、ご納得のうえ安心してインプラント治療を受けていただけるよう、当クリニックではインフォームド・コンセント(説明と同意)に力を入れています。

「インプラント治療の詳細な内容を知りたい」、「治療を検討しているが可能かどうかわからない」、「費用がどれくらいかかるのか気になる」など、どのようなことでも結構ですので、お気軽にご相談ください。ていねいにわかりやすくご説明させていただきます。

また、当クリニックではその患者様にとって適切な治療を行なうことが大切だと考えています。

インプラント治療は機能性・審美性に優れた画期的な治療法ですが、症状やライフスタイルによっては入れ歯やブリッジの方が適する患者様もいらっしゃるので、患者様がインプラント治療をご希望されても、その方に適さなければインプラント治療以外の方法をお勧めすることもあります。

インプラント治療に限らず、虫歯治療をはじめどのような治療においても必ず治療内容をきちんとご説明し、患者様の疑問や不安などを解消してから治療を行なうことを心がけています。

ニューヨーク大学でインプラント治療を学んだ院長の執刀

ニューヨーク大学でインプラント治療を学んだ院長の執刀

ニューヨーク大学は、インプラント先進国であるアメリカにある大学です。最新鋭の歯科医療を世界に向けて発信し続け、インプラント治療における世界的権威として位置づけられています。

当クリニックの院長・小柳良久は、このニューヨーク大学の歯学部に留学し、インプラント治療全域の幅広い知識や技術を身につけました。ここで習得したものを患者様のために惜しみなく還元し、歯科医師として誇れる技術をもってインプラント手術の執刀を行なっています。

多くの患者様に対して、しっかり噛める機能性と自然に見える審美性を再現すべく尽力し、ご満足いただける結果を導き出しています。
今後もさらなる研鑽を重ね、より多くの患者様にお口の健康と笑顔を取り戻していただけるよう努めてまいります。

安全なオペを行なうために(CT)

CTとは

CTとは

『CT』(Computed Tomography)は、撮影した画像をコンピューター処理することで、データを3次元(立体)的に構築し、高精度な診断を行なえる装置です。

一般的なレントゲン装置で得られる平面的なデータに比べ、骨の厚みや密度、神経や血管の走行位置などが明確にわかるので、より精密な治療が可能です。

CTは、さまざまな歯科治療で非常に有効です。
一般的にはインプラント治療に使用される使用イメージが強いようですが、それだけではなく、歯周病治療、根管治療、親知らずの診断など、一般的な歯科治療においても、より安全で精度の高い治療を行なうことが可能になります。迅速かつ効率的な治療を行なえるので、患者様の負担の軽減にもつながります。

CTシミュレーション

インプラント治療においてCTを使用するにあたり、シミュレーションを行なってより精度の高い治療を行なうことが可能になります。
主に以下のようなシミュレーションを行なえます。

■インプラントをリアルに表示

インプラントの形状をリアルに表示できるので、骨の形状を意識したシミュレーションができます。

■インプラント断面の把握

従来は、歯列弓(歯列の曲線)に対して垂直な断面しか把握できず、傾斜埋入(インプラントを斜めに埋め込むこと)の場合、インプラントが斜め切りになってしまい、正確な位置を把握することが困難でした。

しかし現在では、インプラントの長軸に沿った断面を確認できるようになりました。これにより、正確な位置関係だけでなく、断面の回転によりインプラント周囲の状況も把握できます。

また、インプラントだけでなく歯軸を中心とした「歯軸ビュー」の把握・診断も可能なので、インプラントに限らず歯周病や根管治療にも有効です。

■インプラント周囲に関する表示

インプラント周囲の骨質のグラフ、インプラントの傾斜角度、インプラント間の距離・角度差が表示されるので、必要な情報をすぐ把握できます。

サージカルガイド

サージカルガイド

インプラント治療をより安全に行なうため、サージカルガイドを導入しています。
インプラントの埋入は、顎の骨に穴をあけるという外科手術を伴いますが、ドリルの角度を正確な方向に導き、正確な着地点を得ることが大切です。そのためにはドリルがぶれないように保持しなければなりません。それらを実現させるのがサージカルガイドです。

サージカルガイドは、最初に患者様の顎の模型を作製し、それに合ったサージカルステント(マウスピースのような型)を口の中に入れてCT撮影します。そのCTデータを立体画像化することにより、適切な治療計画を立案できます。
そして、その治療計画に従って手術を行なうために、3次元立体プリンターでサージカルガイドを作製しています。

インプラント治療では、しばしばドリルで穴をあけるときの危険性が叫ばれていましたが、その危険性を最小限に抑えることができます。

抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラント

通常のインプラント治療は、抜歯後インプラントを埋め込み、顎の骨とインプラントがしっかりと結合するまで2~6ヵ月の治癒期間を設ける必要があります。
しかし『抜歯即時埋入インプラント』治療では、抜歯と同時にインプラントを埋入でき、顎の骨とインプラントがしっかりと結合するまでの期間は仮歯を装着できます。
手術当日から噛めるため、患者様のストレスを軽減することができます。

抜歯即時埋入インプラントのメリット・デメリット

メリット

● 治療期間が短い

抜歯後すぐにインプラントを埋め込むため、従来約1年だった治療期間が約4ヵ月に短縮できる。

● 切開が1回のみ

通常、歯肉の切開を2回行ないますが、抜歯とインプラント埋入を1回で行なうため、切開は1回のみです。

● 痛みや腫れの軽減

切開の必要がないので腫れにくく、痛みもほとんどありません。

● 審美性に優れている

抜歯ごすぐにインプラントを埋め込むことで歯肉が弱らず、美しく仕上がります。

デメリット

● 症状によって適用できない

骨の状態によってはインプラントの埋入・固定が難しく、抜歯即時埋入を適用できないことがあります。

● 口腔習癖のある方には適用が困難

歯ぎしりや食いしばりなどの口腔習癖はインプラントに負荷をかけるため、抜歯即時埋入を適用できないことがあります。

抜歯即時埋入インプラント治療の流れ

Step.1 カウンセリング・検査

歯肉や骨の状態・噛み合わせの確認、レントゲン・口腔内写真撮影、型取りなどを行ない、患者様とご相談しながら治療計画を立案します。

Step.2 インプラント埋入・仮歯装着

抜歯後すぐにインプラントを埋入します。その後、審美性を損なわないよう慎重に仮歯を装着します。

Step.3 型取り

根管内をていねいに洗浄します。

Step.4 人工歯装着

1週間後、人工歯を装着します。

骨造成

骨造成

インプラント治療を行なうには、インプラントを埋め込めるだけの顎の骨の厚みや密度など、骨量が必要となります。骨量が足りないのにインプラントを埋め込むと、インプラントが骨を突き抜けてしまう危険性が出てしまいます。そのため、従来であれば骨量が足りない方はインプラント治療を行なうことができませんでした。

しかし現在では、骨量を増やすための『骨造成』という治療法が開発されており、骨量の足りない方でもインプラント治療を行なえるようになりました。

代表的な方法には以下のようなものがあり、患者様の症状に合わせて骨量を増やすことができます。

上顎洞底挙上術

上顎洞(じょうがくどう)は鼻の横から奥へと広がる空洞のことで、『サイナス』とも呼ばれています。

顎の骨が吸収されて痩せた状態でインプラントを埋め込むと、インプラントが骨を突き抜けてサイナスに出てしまいます。そのような状態を避けるために、移植骨や骨補填材などを使用して骨を造成する方法を『上顎洞底挙上術』といいます。

手術には、『サイナスリフト』と『ソケットリフト』の2種類があります。

サイナスリフト

サイナスリフト

骨の厚みが5mm以下のときや、多数の歯を失ったときに適用する方法で、歯が生えていた部分の横から手術します。上顎の歯肉の横を切開して骨に穴をあけ、露出したシュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜)を剥して持ち上げ、空間ができたところに骨移植を行ないます。

インプラントを埋め込むのは、移植した骨がしっかりと結合した後になるので、全体の治療期間は約9~12ヵ月かかりますが、広範囲で骨を造成することができます。

ソケットリフト

ソケットリフト

骨の厚みが5mm以上ある場合に適用する方法で、歯が生えていた部分から施術します。

上顎の歯が生えていた部分に移植する骨を入れて、少しずつシュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜)を押し上げ、十分な骨量を確保すると同時にインプラントを埋め込みます。

骨を造成できる範囲に制限がありますが、骨移植と同時にインプラントを埋め込むことが可能なので、治療期間は約4ヵ月となります。

GBR

GBR

『GBR』(Guided Bone Regeneration)は『骨誘導再生』のことで、骨量が足りないときに、骨組織の再生を促す歯周組織再生療法です。

骨量が不足し、埋め込んだインプラントは露出している部分をメンブレン(人工膜)で覆い、骨が再生するまで約4~6ヵ月待ちます。インプラントと顎の骨がしっかりと結合したら、人工歯を装着します。

オペ室を完備

オペ室を完備

当クリニックでは、通常の診療スペースとは別に、個室のオペ室を完備しています。なぜオペ室が必要なのでしょうか。
それには以下のような理由があります。

  • 患者様が感染する危険性を軽減する
  • 自由に動ける空間があることで器具の受け渡しを円滑に行なうことができ、事故防止へとつながる
  • 手術に必要不可欠なさまざま機器を設置する空間を確保できる

以上のように、衛生的で安全な環境で手術を行なうので、安心してインプラント治療を受けていただけます。
また、個室なので手術中は外から見られることがなく、プライバシーが守れます。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法

『静脈内鎮静法』は、向精神薬や鎮痛薬を組み合わせて静脈内に投与し、治療に対する不安や恐怖心を軽減させる方法です。

全身麻酔ではなく、また、完全な鎮痛効果が得られるものではないので、痛みを伴う治療には局所麻酔を併用します。薬剤を投与すると、約1~3分で眠くなりますが、手術中は患者様の意識があるので、呼びかけや指示に反応することができます。

しかし、健忘効果があるため、治療中の不快感が残らず、手術中のことを覚えてない方もいらっしゃいます。

心疾患・高血圧・糖尿病など疾患をお持ちの方は、その程度によっては静脈内鎮静法が適用できない場合もあるので、ご了承ください。

■インプラントについてより詳しく知りたい方は下記をご覧ください。 インプラントネット
ページTOPへ